株価が動くときとは

1、株価が動く要因について
最大の要因は株式を発行する企業自体の業績。売上げや利益が順調に伸びていれば株価は上昇しやすい。また、業績が好調な企業は株主に支払う配当金を増配する傾向にある為、その意味でも株式が買われやすいと言えるだろう。逆に業績が悪く配当を支払えない企業の株式は、買いたいと考える人が少なくなり株価も低迷しがちになる。

2、業績以外の要因とは
大きな要因としては為替相場の変動が挙げられる。特に自動車や機械など、製品を海外に輸出している企業の株価に大きな影響を与える。一般的に、円安は輸出関連株の買い材料となり、逆に円高は売り材料となる。円安になれば利益が増える傾向にあり、円高だと利益が減る要因になるからだ。自動車1台を1万ドルで米国に輸出する場合、1ドル100円で計算すると100万円の売り上げとなる。その後に円安が進み1ドル110円になれば売上は110万円に増える。逆に円高で1ドル90円になると売り上げは90万円に減ってしまう。例えば、トヨタ自動車の場合1円の円高になることで、本業の儲けを示す営業利益が年間当たり400億円も減ってしまう。

3、その他の取引材料について
海外の株式市場の動向も注目したい重要な要素だ。現在は東京証券取引所第一部の取引の内、外国人投資家の比率は約7割に達している。日本の株式を買っている外国人投資家は、欧米など世界中の株式に資金を投じている。海外市場で株が値下がりすると、資産の更なる目減りを避けようと日本株を売却する動きも出始める。結果として、日本企業の株価も下落しやすくなってしまう。また、景気が良くないときには、不況の影響を受けにくいとされる電力やガス、鉄道、医薬品などの株に人気が集中する傾向がある。